FC2ブログ
楽園の冠
自創作品「アルトストーリア」を主軸とした創作小説・漫画を載せて行きます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
愛しき瞳
追記から短編小説です


己は、主人を愛しく思う。
それは別に好きという感情でもない。
ただただ、主人の言葉が、行動が、全てが愛しく思う。

彼女はいつだって変わらない。
何年経とうが、彼女は19歳のそのままだ。
不老不死というその呪いが、彼女を蝕んでも、彼女は己の主人で居続ける。
その強さと、気高さにより一層惹かれ、己は彼女の傍に居続けると誓った。

そんな彼女は今、己の目の前でぎゃんぎゃん泣いていた。

こういうところがあるから、可愛げがあるのだが。


「落ち着け祭星」
「だって、だってだって・・・・・・、パーツ変えるなんてなにか大きな怪我があったのかなって心配になって・・・・・・!」
「ない。 気分転換だ」
「うぅっ・・・・・・」
「むせび泣くなうるさい。 貴様は何でも深く考えすぎだ。 己が壊されるとでも思っていたのか」
大きくため息をつく。
戦闘の時は真面目なくせに、この主人はいつもこうだ。
心配性なのか、それともただのバカなのか。
「わたし、怖かったんだよ・・・・・・。 ゼクトにぃが動けなくなったらどうしようって・・・・・・」
「ない」
泣き止まない主人。 己はやれやれと彼女の頭を撫でる。
「そろそろうるさいから泣き止め。 まるで己が泣かせた様で気が落ち着かん。 リオに見つかるのも面倒だ」
「うん・・・・・・!」
ニッコリ微笑む彼女はまるでただの子供の様だった。

その青く優しい瞳も、小さな手も、細い指も、艶やかな髪の一本一本も。
すべて己の愛しいモノだ。


END













スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2006 楽園の冠 all rights reserved.
Powered by FC2 blog. Template by F.Koshiba.
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。