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楽園の冠
自創作品「アルトストーリア」を主軸とした創作小説・漫画を載せて行きます。
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エデン最終話 【アレス&ロワナ】
幸福な日々を歩みゆく

出演
ロワナ・ヴァルシス
アレス・フォルックス・リラ
ワーブラくん (美月さん)
デイジーちゃん (ひーらぎさん)
オルカくん (氷華さん)
土師守 兎盧
ヴァーミリオン・レベッカ
セルリアン・レベッカ


ゲームが終了して1ヶ月が経った。
運営委員会だったロワナも、今は平凡な毎日を送っている。
時々、運営の友達と会ってはゲームの話をしたり、研究仲間と会合を開いたりとゲーム前よりかは充実した日々だった。
ロワナは隣にいるアレスに話しかけた。
「本当に終わったのね・・・・・・」
「鍵を手に入れたのはヴェアドニア軍だったな。 まぁ、マフィアじゃなくてほっとしたよ」
意味ありげにアレスが言うと彼女は俯いて聞く。
「まだ・・・・・・抱えてるの?」
「父さんと母さんのことか?」
ロワナはこくりと頷いた。
アレスはそのまま黙り込む。
・・・・・・やっぱりまだ聞いちゃいけなかったんだ。 アレスはまだ根に持ってる。
そうロワナは心の中で後悔する。
謝らなきゃ。
そう思ったロワナが口を開こうとした時
「俺、マフィアになる」
不完全な沈黙。 そう思わせる様にアレスがいった。
「マフィアって・・・・・・どうしていきなり」
アレスの母親と父親を殺したのはマフィアだ。 アレスはそのマフィアから10数年苦しめられてきている。
なのにマフィアになる?
冗談もキツイ。
「大体俺の家はフォルックスファミリーって言われてるマフィアだったんだ。 父さんも母さんもいなくなったら誰かが継がなきゃならない。 もう兄貴は嫁がいるし嫁のヒサナさんは身篭ってる。 姉貴だって旦那も子供もいる。 弟のジークやフリート、フレイアに継がせるなんてそんな身勝手なことできない。 あいつらはもっと大きな夢を持って欲しい。 フレイは無理だ。 母さんと同じで羽根付きだから人前には出たがらない。 だからってモリガンはまだまだ子供だ」
兄妹想いの彼は家族を危険に晒したくないのだろう。 毎回そうだった。
「そんな、だからってアレスが体を張ってマフィアになる必要なんてない!」
「ロワナ・・・・・・」
「アレスがマフィアになるっていうなら私が代わりにマフィアになるわ。 だってアレスを、恋人を危険な目に合わせるなんてそんなこと」
そこまで言うとアレスはロワナを抱きしめた。
「ありがとう。 気持ちはうれしい。 でもそれは俺も同じだ。 恋人のロワナを危険に晒したくない。 それにこれは俺のけじめでもあるんだ」
ロワナを離すとアレスは微笑んで言う。
「マフィアに入ったらきっと母さんや父さんの気持ちが分かる気がする。 それに母さんと父さんを殺ったマフィア見つけれるかもしれない。 見つけたらそのマフィア傘下にしてやるさ」
涼しい笑顔で言い切ったアレスにロワナはため息を吐いた。
「わかったわ。 でも私にもできることがあれば言って。 マフィアにも入るわ」
「ありがとう。 じゃあ一つだけお願いがあるんだ」
「なにかしら」
アレスはポケットから小箱を取り出した。 可愛くラッピングされている。
それをロワナに差し出すと確かにこう言った。


「結婚してくれ」


開け放っている窓から風が吹き抜けた。
その風がロワナとアレスの髪を揺らした。 ほのかな花の香りがする。
しばらくロワナは目を見開いたままだった。
そして気持ちが落ち着くと小箱を受け取らずに一言。
「・・・・・・少し、少し時間を頂戴」





ロワナはカフェのコーヒーを飲みながらある人を待っていた。
久しぶりに会う、かつての友達。
「すまない、遅れたな」
聞き慣れた声がして微笑みながら振り向いた。
そこには運営監査班の有名コンビだった時の相方、ワーブラが立っていた。
「久しぶりワーブラ」
「あぁ、ロワナも元気そうだな」
「学校のほうはどう? 身体とか壊したりしてないのかしら」
「おいおい。 ゲームが終わって1ヶ月だ。 壊すなんて早すぎるだろ」
それもそうね。 とロワナが言うと彼女は椅子を指差した。
それは「座って下さい」という意味でもあり、これからの話が長くなる暗示だった。
「呼び出してごめんなさい。 実は相談したい事があるの」
「相談したい事?」
ワーブラに聞き返されるとロワナは気まずそうに頷いた。
「アレスからプロポーズされたの」
「は?」
ワーブラは水を飲もうとしていた手を止め、怪訝そうに眉を顰めた。
「アレスのお父さんやお母さんがマフィアに殺されたっていうのはゲーム終了前に言ったでしょ?」
「そうだな。 確かアレスの記憶が戻った時に」
「フォルックスファミリーはそれなりに名の知れてたマフィアで。 今活動していない事が周りのマフィアにバレているらしくて。 でもアレスのお兄さんは結婚してて、お姉さんには旦那さんと子供がいるの。 下の子達は1番小さい子はまだ10歳くらいよ。 だから消去法でアレスがマフィアのボスにって」
「反対しなかったのか?」
「したわよ。 でも聞かなかった」
ロワナは冷めかけたコーヒーを飲むとため息を吐いた。
そして遠い目で窓の外を見つめる。
「そしてプロポーズされたわ。 多分アレスなりに私の事を気遣ってくれたんじゃないのかって。 でも、私も小さい頃の記憶が戻って、まだ気持ちの整理がついてないの。 お兄さんにも会わなくちゃいけないし、お父様やお母様のお墓参りにも行かなくちゃ気持ちが晴れそうにないわ」
「多分それを見計らってたんじゃないか?」
「お兄さんと会う事を?」
「多分な。 大方お兄さんと会ったらもうヴァルシス財閥の名を捨てようとしてただろ?」
「当たり前よ。 だって私は交通事故で死んだ事になってるんだから」
「だからだ。 お兄さんと一度しか会えないんだからプロポーズはその前にやって、お互いの気持ちにケリつけてから言いに行ったほうがいいってアレスは考えたんだろうな」
「あいつ・・・・・・!」
「で、あんたはどうなんだ? アレスと結婚したいのか?」
そう聞かれるとロワナは顔を赤らめて口を閉じた。
「顔に出てるぜ」
「結婚したいわよ・・・・・・。 でも死人扱いされてる私が本当に幸せを手に入れてもいいのかなって「良いに決まってる」
ロワナの声を遮ってワーブラが言った。
「人には幸せを手に入れる権利がある。 つまり不幸の分だけ幸せがあるって事だろ? 不幸だったからって恥じる事はない。 むしろそれを誇りに思えばいい」
「言ってくれるじゃない」
「パートナーの幸せを願っているからな」
少し微笑んで、ワーブラが言った。
「分かったわ。 プロポーズ受けるわ」
「式、楽しみにしてるよ」
「そういえばね、私アレスがいなかったら多分ワーブラを好きになってたわ」
「俺今すごく複雑な心境だぞ」
「それくらい好きだったし、パートナーとして信頼してたってこと。 だから式にはVIP席を用意してあげる」
空になったコーヒーカップを持ち上げてロワナが笑った。
「そりゃありがたいよ」
「っていうかなにか頼みなさいよ。 今日は私の奢りなんだから」
「へぇ。 結婚式の費用に貯めておかなくていいのか?」
「金なんて腐る程あるわ」
その一言にワーブラはこの夫婦の幸せを心から願った。
『毎日出費の事でケンカになりそうだな』
そう思ったのはもちろん秘密だ。






中央街を駆け抜ける1人の花婿がいた。
白い背広を来て、花束を抱え、息を切らしながら。
赤茶色の長髪が風に靡く。 その風に乗って鼻腔をくすぐるハーブの香りがするたび、通行人は彼を見た。

「わっ、あの人すごいイケメン!」
「本当だ!」
「でも花束も持ってるし背広だし、結婚するんだろうね」
「花嫁さんがうらやましいよ!」

誰かがそんな話をしていた。
「やっべ、間に合うかな」
時計を見て花婿が呟いた。
今は9:50。 式は10:00からだ。
慌てて駆け抜ける花婿にバイクに乗った男が呼びかけた。
「アレス!」
花婿は振り返ると目を見開いた。
「セルリアン! ヴァーミリオン!」
そこには朱色の髪をした男性と水色の長髪の少女がいた。
「結婚おめでとう、アレス!」
水色の髪のヴァーミリオンが言う。 それに続いて朱色の髪のセルリアンもこちらに笑いかける。
「めでたいな。 でもお前花婿だろ? もう少しで式始まるぞ」
「そうなんだよ!! 早くいかないと「俺がなんのために呼び止めたかわかるか?」
え? とアレスは踏み出そうとした足を止めた。
ヴァーミリオンがバイクから降りるとアレスを引っ張る。
「さ、兄さんが送ってくれるから、はやくロワナのとこにいって」
「ヴァーミリオン・・・・・・」
「幸せにならないと承知しないよ?」
「お前のほうも、幸せにな」
「うん。 お父様が死んで、私が跡継ぎになったけど、兄さんも戻ってきてくれたし、兄さんの彼女さんやまりもくんが手伝ってくれるから。 私もすぐ来るから早く!」
それだけを言うと、ヴァーミリオンはにっこり笑った。 その笑顔に頷いてバイクに乗る。
「悪いが時間がない。 80kmで飛ばすからしっかり掴まれ!」
セルリアンは返事をする暇も与えずエンジンを吹かし、アクセルを踏んだ。
移りゆく景色。 その景色も全ていつもと違うように見える。 それは心が踊っているからだろうか。
抱えた花束を見ると、花婿は微笑んだ。




「全く・・・・・・、アレスはどこに行ったのよ!!」
「落ち着いてくださいロワナ。 せっかくのドレスが乱れます」
控え室で紫色のウエディングドレスを着て、くるくる歩き回っているのは花嫁のロワナ。
そしてそれを止めているのはAIのデイジーだ。
「本当に、私が結婚しても良いのかしら」
「またそのことですか、ロワナ」
ロワナが心配そうに呟くと、デイジーは間髪入れずに言った。
「だって気になるじゃない。 死んだことになってる私が、幸せを掴んでもいいのかって」
「良いに決まってます」
デイジーは真っ直ぐとロワナを見ながら言う。 ロワナはその視線を受けながら口を開く。
「どうして?」
「ロワナは不幸ばかりでした。 それは誰もが知ってる事だと思います。 わたくしのAIの記録にも細かく記録されている大事故、それであなたは死んだ事になってました。 でも実際はデタラメ。 あなたはたった一人生き残り、里親に引き取られた。 それでも『未曾有の大事故から生き残った少女』というのは他人からすれば怪物じみた人だったのでしょう。 それもすでに5歳の時に連立方程式を解ける頭脳なのならなおさらです。 そして記憶喪失で自分の事を何も知らない。 そのせいであなたは里親から虐待された。 今までそれを自分の本当の親だと思い込み、恨んできた。 他人など信じられたものではないと拒絶してきた。 それが自分を1人にする原因だった。 皮肉なものです」
デイジーの言葉にロワナは声が出せなかった。 真実とはいえ、そう突きつけられても胸が苦しい。
でも。 とデイジーは付け加えた。
「不幸を乗り越えてこその幸せです。 ロワナは幸せになって良い人なのです」
「・・・・・・」
顔を赤らめて俯くロワナ。
そして誤魔化す為にこう言った。
「アレスったら早く帰ってきなさいよどこいってるのよ」
「血圧が高いですよ、ロワナ」
デイジーは何もなかったかの様に答える。
「だってせっかくのドレス姿なのに! アレスに1番に見てもらいたいじゃない!」
「わたくしが1番で不服でしたか?」
「そんなわけないでしょ! 男によ!」
「失礼ながらロワナ。 わたくしはAIなので性別がありません。 男でもありますし女でもあります」
「あんたこの前女で設定されてるって言わなかった!?」
「・・・・・・覚えがありません」
「おい!!」
「それはそうとロワナ。 なぜアレスと結婚しようとおもったのですか?」
「うぐっ、それは・・・・・・」
「わたくしはまだ『結婚についての情報』が少ないのです。 情報の提示をお願いします」
「あんたAIのくせに・・・・・・! そういうとこだけは人間っぽいのね」
「人間・・・・・・? わたくし、人間に似ていると言われた事はありませんでした」
「そう? でも私はあなたをAIと呼ぶ事はあっても、AIだと思った事はないわ」
ロワナの言った言葉。 その言葉にデイジーは首を傾げた。
「わたくしにはよく意味がわかりません」
「あら、少し変な意味だったわね・・・・・・。 つまり『あなたの事は親友としか思った事がない』ってこと!」
それを聞いたデイジーは少しだけ驚いた様な顔をした。
「・・・・・・ありがとうございます」
「あなたも式に呼んでよかったわ。 だって私の大切な親友ですもの。 これからもよろしくね、デイジー」
「はい。私も本当に嬉しく思います」
ロワナはAIのデイジーが少しだけ微笑んだ様な気がした。
「それにしてもアレスは遅いわね。 まったくどこに「ロワナ!」
扉が開いて、白い背広を着たアレスが息を切らしながら入ってきた。
「どこにいってたの!? もうすぐで式がはじまっちゃうでしょ!?」
「ごめん、でもどうしても渡したかったんだ・・・・・・。 これ、ロワナに」
ロワナが渡されたのはオレンジ色のスターチスとピンクのストックの花束。
ストックの花言葉が「永遠の恋」
スターチスの花言葉が「変わらない誓」だった。
ロワナはその花束を見た瞬間、涙が零れた。



"人には幸せを手に入れる権利がある。 つまり不幸の分だけ幸せがあるって事だろ? 不幸だったからって恥じる事はない。 むしろそれを誇りに思えばいい"



"不幸を乗り越えてこその幸せです。 ロワナは幸せになって良い人なのです"




2人の言葉が蘇ってくる。
「私は、幸せになっていいのね・・・・・・?」
「当たり前だろ。 心配しなくても俺がロワナを幸せにする」
花嫁はにっこりと頷いた。
花婿は花婿に手を差し伸べ、たった一言。

「行こう」







「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
牧師が誓いの言葉を言う。
花婿ははっきりと「誓います」と言った。
花嫁、ロワナは眼を閉じた。
今までの事を思い出す。
産まれてすぐ、天文学について興味をもった。
父と母の愛情を受け、兄の守りもあって育った。
事故で記憶と親を失い、生きる希望も同時に失った。
捨てられ、死に瀕した時にアレスの母から拾われ。 今までで1番楽しい時を過ごした。
ゲームに参加し、ワーブラ、デイジー、オルカ、兎盧、セルリアン、色んな友人を得た。
自分はどうして。

どうして自分はこんなに不幸で、そして幸せな人間なのだろう。

眼を開けた。 迷いなどもうない。
「私も、誓います」
静かな式場に花嫁の声が響いた。
「では誓いの口付けを」
牧師の声。
アレスはロワナのヴェールを丁寧にめくる。
目と目が合った。 彼は微笑みながら彼女の頬を触れた。
ロワナもにっこり笑って、眼を閉じた。
彼の唇の温もりが伝わってくるのを感じた。 結婚指輪などない。 いや要らない。
彼と一緒だったら、彼と幸せに暮らせたら。
それは結婚指輪が霞んでしまう程、嬉しいプレゼントだったから。





食事会。 周りは大喝采だった。 結婚を喜ぶ人の声が、新郎新婦を包み込んだ。
「おめでとうロワナ!」
親友のヴァーミリオンがこちらへ駆け寄ってくる。
「ありがとうヴァーミリオン。 あなたも早くいい人見つけないとね」
「何言ってるの、私はもう好きな人がいるの。 誰にも負けないくらい私の事を想ってくれる優しい子が」
「ただのショタコンだな」
その後ろからヴァーミリオンの兄、セルリアンがひょっこり顔をだす。
「兄さんだって大差変わらないよ」
「ふん」
いがみ合う兄妹。 これは仲が良い証拠だった。
「あ、オルカ!」
ロワナは人混みの中から同じ組織だった青年を見つけると声をかけた。
シャチのぬいぐるみを持った青年は気付くとこちらに向かってくる。
「おめでとうロワナ。 ずいぶんすっきりした顔になったね」
「相変わらずねあなたも。 大学はうまくいってるの?」
「そこそこ」
「なによそれ」
「アレスさん、おめでとうございます。 アレスさんの背広姿、すっごくかっこいいです!」
オルカはロワナを無視し、隣にいたアレスに話しかける。
「ありがとうオルカ。 お前もこれから頑張れよ」
「はい!」
元気に返事をするオルカにロワナはブツブツと文句を言った。
「なによアレスにばっかり。 猫かぶってるじゃない「おねーさーーーーーん!」
ロワナの声を掻き消し、少女の声がした。
おかしい、子供がなぜここに。
「お姉さん! けっこん? おめでとう!」
「ってどうしたのあなた」
「とろだよー!」
「兎盧って・・・・・・あぁぁ! あの最終戦の!」
最終戦で担当したうさぎの異人、その子だった。
しかし彼女は22歳の風貌だった。 一体なにがおこったのか。
「とろは年齢操れるんだよー! ほんとうはこっちなんだよー!」
ほわほわした様子でとろは言った。
「あ、そうなの」
ロワナは驚いた顔をして兎盧を見た。
彼女には手紙を出してない。 それなのになぜわかったのだろう。
まぁ、風の便りで駆けつけたのに違いない。
「そういえば」
アレスはテーブルへ近づくと、もぐもぐと美味しそうに食事していた男性に声をかけた。
「レヴィさん。 妻に紹介したくて」
黒髪の男性は口に入っていた食べ物をごくんと飲み込むと頷いた。
こちらです、とアレスが言って進むと男性もそれについてくる。
「ロワナ、紹介するよ。 マフィアの先輩のレヴィさん」
「よろ・・・・・・しく」
「よろしくお願いします。 でも先輩って?」
「紅龍会の先輩だ。 俺は紅龍会じゃないけど、マフィアなのは同じ。 だから先輩。 色々助けてくれるんだ」
レヴィはこくりと頷く。
「だったら先に言わないと、私は今日初めて知ったわよ。 初めまして、アレスの妻になったロワナ・フォルックス・リラです。 夫がいつもお世話になってます」
握手にと手を差し伸べるロワナ。 レヴィはその手を握った。
「結婚式、楽しんでいられるようで私うれしいです」
「う・・・・・・ん。 食べ物、おいしい・・・・・・」
ロワナは手を離すと、レヴィにケーキを薦めた。
彼はお皿を受け取り、美味しそうに食べる。
「可愛い人ね、アレス」
「すごく優しい先輩だよ」
「おい! そこの新郎新婦! ブーケトスがまだだろ」
誰かに似たような声がして、アレスは振り返る。
ロワナと同じ山吹色の髪。
「お兄ちゃん!」
「お前ら早くブーケトスしろ、みんな待ってるんだぜ? 幸せな新郎新婦を」
ロワナとアレスは顔を見合わせ笑った。



投げ放たれたブーケ。
それを誰が受け取ったのかは秘密だ。






FIN
シオン紹介
おはこんばんみー。
今日はパンドラのお店「シオン」について紹介します!

追記から!
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